ラフの村へ


 いよいよ、象に乗ってラフ族の村を目指す。やった〜、もう、歩かなくて良いぞ〜!(⌒▽⌒)




 象のメイクが始まる。砂かけをしていた為、一旦川に入って洗われる。この後、背中に乗り場を作る。








 順番に乗っていく。この左側に写っている青い帽子をかぶった男の子がどうやらリーダーらしい。6頭の像のうち、2頭に象使いの子どもが乗らなかったのだが、この子がその2頭に指示を出していたようだ。みんな、10代前半の子どものようである。








 いよいよ出発。人の足では歩けない川の中を進んでいく。










 ガイドさんが、「また後で会いましょう。」と言っていたので、てっきり、バイクかなんかで先に山道を移動するんだと思っていたら、同じ川を筏に乗って先に下っていった。やっぱりこの川から行くのが一番早いようだ。








 途中、けがをした鳥がいて、僕達が乗っている象を操っている子が象から降りて鳥を捕まえに行ってしまった。象は前の象について行くとはいえ、これ幸いにと道ばたの草を食べに行く。お〜い、象さん、どこいくの?である。
 しばらくして鳥を捕まえて戻ってきたが、まだまだ子どもだな〜と思った。

 しかし、象は歩くのに、あまりルートを選ばないのか、大体、こっちの方という事で行くのだが、結構、ばらばらに歩く。川岸を歩いていって、行き止まりになるといきなりそこから川へ降りるのである。かなりの急斜面でも平然と歩く。この時ばかりはしっかり座席につかまっていないと落ちかねない。

 やがて1時間を超えた頃、川沿いに今日の宿泊地、ラフ族の集落が見えてきた。






 お客さんをおろした後、おねだりするように鼻を伸ばす象。
 バナナを持っていた人が一つ差し出すと、何本もの鼻が集まってくる。なかなかおもしろい光景。
 結局、持っていたバナナは全部無くなってしまった。














 本日泊まる小屋。大きな川沿いにあるせいか、昨日のカレンの村よりこぎれいな感じがする。しかし、この村には電気が無かった。











 こんな所で眠る。吊ってある白いのは蚊帳である。写真を撮っている間に、僕の寝る場所はFさんとルーマニアのBさんの間に決まった。


















 食事が終わり、室内にある囲炉裏の周りにみんな集まってくる。若いガイドの子が村の若い男の子を連れてギターを持ってきた。
 ギターを弾きながら歌ったり、もう一人のガイドさんが太鼓をたたいて民族音楽を披露してくれたりと、楽しい時間を過ごした。
 「カントリーロード」なんていうのも弾いていましたが。










 楽しい時間が過ぎ、やがて就寝時間になる。僕は布団を囲炉裏のそばに持ってきて、ここで寝る事にした。Bさんが「何故?」と聞いてきたので、「寝相が悪いから、夜中にあなたに襲いかかるよ。」というと笑っていたので、わかったのだろう。
 しかし、Bさんも、前日、夜露で寝られなかった事もあり、囲炉裏のそばに布団をおろしてきた。結局、周りを囲むように4人が囲炉裏端で寝る事になった。






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