中正国際空港

 ゆっくり目の起床を迎えると、コンビニで買ってきたカップ麺で朝食を済ませる。荷造りを始めるが、トランクがスカスカなので、楽なものである。
 土産にするカップ麺が壊れないよう、間に衣類を詰めて、適当に固定し、忘れ物が無いか、引き出しやセフティボックスをチェックする。

 11時半頃、快適だった部屋に別れを告げ、フロントに行き、チェックアウトをする。そのまま出口に行くと、ドアボーイがドアを開けながら、「Taxi?」と聞いてくる。「ノー、リムジン」というと、前の歩道を指さす。丁度、空港へのリムジンバスが停まっていた。ナイスタイミングである。2人分、290元を支払い、リムジンに乗る。2階建てバスである。先頭の座席に乗り、出発を待つ。急いで乗れと言われたわりにはなかなか出発しない。お客がバラバラと乗ってくる。
 やがて出発時間が来て、バスは動き出す。台北市内の他のホテルを回り、お客を乗せていきながら、やがて高速道路に乗ると一路、空港へ。






 2階建てバスなので、見晴らしがいい。来る時に乗ってきたバスとはえらい違いである。








高速の料金所。ありました、ETC。





 走ること1時間半程、やがて中正国際空港に到着。最初に第一ターミナル、その後、エバー空港のある第2ターミナルへ。搭乗時間までまだ3時間以上あるが、荷物を持ったままウロウロはしんどいので、ダメ元で取りあえずチェックインカウンターへ向かう。丁度、イギリスのテロで手荷物検査が厳しくなっているというニュースを見ていたので、台湾はどうかなと思っていたが、何の表示もない。






 空港のエスカレーターは、カートのまま乗れるよう、階段ではなく坂道になっている。しかし、しっかりと後ろから押さえておかないと、下がってくる。グリップを下に下げないとタイヤがロックされるタイプのカートなら楽なんですが・・・。






 チェックインカウンターに行くと、そのままチェックイン出来た。ここでも、テロ関係に関しては特に何の表示もなかった。荷物を預けると、昼食を食べに4階にあるフードコートへ向かう。





 考えてみれば、小龍包を食べていないので、フードコートで小龍包を探す。細長いフードコートの奥に小龍包を売っている店があった。5個入りと10個入りがあったが、せっかくなので10個入りを頼んだ。これがなかなかおいしかったので、食べ終わったあと、もう一度10個、計20個を二人で平らげた。






 昼食を済ませると、もうこちら側でする事も無いので、出国して、免税店に向かう事にした。
 金属探知器の前まで来ると、リュックをそのままカゴに乗せる。いつもならパソコンを引っ張り出すところであるが、特に表示がなかったので、試しにそのままにしたのだが、何のチェックも入らずパスした。連れ合いのバッグにも水のペットボトルが入っているのだが、こちらも引っかからない。日本の国内線よりチェックが甘い気がするのだが・・・・。



 




 中の免税店が2階建てなんていう空港は初めてだ。
しかし、まだ2階は工事中で、店舗はまだ開店して
いなかった。入ったすぐの所にはブランド物が並び、
エステのコーナーもある。しかし、お店はこの辺りより
も、第一ターミナルの方が多い。第二ターミナルの方は
まだ工事中で、これからであるが、無線LANが常備
されたりなど、豪華な待合室が出来上がるようだ。
第三ターミナルも予定されており、中正国際空港は
まだまだ発展途上、これからが楽しみな空港である。







 連れ合いが「絶対ある!」と言っていましたが、ありました。場所は第一ターミナル側に歩いていくと、この看板があります。

 小さなコーナーで、日本語を普通にしゃべるおばさんが声をかけてきた。しかし、すでに現金は持っていなかったので、カードが使えるかと聞くと、駄目だとの事。日本円でもアメリカドルでもOKと言っていたが、どっちにしろ、持っていなかったので、最後のマッサージはあきらめるしかなかった。








時間には少し早かったが、搭乗口へ。
これが関空までお世話になる機体だ。





 今回、4泊しか無かった台湾であるが、全体として、人の温かみを感じる旅行になった。けして特別に親切されたとかいう事でも無く、ごくごく普通の旅行だったと思うのだが。
 僕は、台湾という国はもっと厚かましい国だと思っていた。著作権等、何の意識もなく、やったもん勝ちの国だと。でも、ホテルの人は言うに及ばず、バスの運転手も連れ合いを挟んだ事をちゃんと気にしていたし、デジカメを買った時の店員さんも、若いけど気の利く、親切な人だった。

 駆け足のように過ぎた4泊5日だったが、今度はもう少しゆっくりときて、田舎の方まで足を伸ばしたいと思う。






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