饒河街觀光夜市

 ホテルで一休みすると、最後の夜、夜市に出かける事にしていた。一番大きく、有名な夜市はホテルから見ると市の反対側、「士林觀光夜市」であるが、僕達はホテルから近い、「饒河街觀光夜市」に出かける事にした。行き先とホテルの名前を、手帳に漢字で大きく書いて用意する。
 ロビーから外に向かうと、ドアボーイがドアを開けてくれる。自動ドアではなく、ドアボーイのあたりが高級ホテルのこだわりだろうか。連れ合いがそのドアボーイに、「Taxi Please」と声をかけると、すぐに車付けに出てタクシーを呼ぶ。このホテル、タクシーに乗る所にレッドカーペットが敷いてあり、その前にタクシーが着く。ドアボーイに部屋で用意した手帳を見せると、ドライバーに行き先を告げてくれる。そして、中国語と英語でメッセージが書いてあるカードに3桁の数字を書くと、僕に手渡した。タクシーに乗り込み、書かれた英語から推測すると、何かトラブルがあった時の為に、どのタクシーに乗ったかをホテル側が管理する為のもののようだ。さすが、五つ星は違うな〜と思った。
 で、初めて乗った台湾のタクシー。これが、その、なんと言おうか、その〜、まあ、ええと・・・まあ、一言で言うと、「スリルとサスペンス」であった。多くは言いませんが・・・・・・。(^^;;;;

 道が混んではいたものの、それ程遠い距離では無かったので、程なく左手前方にガイドブックの写真で見た風景が見えてきた。右側通行の為、車線が反対で、信号で待っていたのだが、不意に運転手が「ここで降りて貰ってもいいか?」と聞いてきたので、OKすると、いきなりその場でUターンをしようとする。反対車線の車を停めたり、迷惑千万な中、切り返しをして車をひっくり返すと、反対側、つまり、夜市側の歩道にタクシーを着ける。最後まで○○な運転手であった。メーターに表示されている料金、100元を支払うと、タクシーから降りた。






夜市の入り口。右側にチラッと
見えているのは車の展示販売。






 通りに入るなり、ちょっときつい臭いが。これはちょっとたまらない。見ると、「臭豆腐」の文字が(写真中央、黄色の看板)。噂には聞いていたが、他の食べ物の臭いと合わさって、ちょっと辛い臭いになっている。入り口付近にお店がかたまっているようで、真ん中辺りにもう一軒、あったが、奥にはいると気にならなくなった。でも、好きな人にはたまらない臭いなんだろうな〜。








金魚すくいは万国共通のようで。






 日式って・・・・「大阪焼」だからお好み焼きかと思ったが、キャベツが多く、どちらかというと広島焼きだろうか。
 これ以外にもたこ焼きもあり、日式「沖縄」とかいうのもあった。結構、日本料理を真似ているようだが、ちょっとずれているのが何となく面白い。







道の真ん中に机と椅子が置いてある。でも、誰でも
使えるというわけではなく、この机と椅子を用意した
お店の食べ物を食べる時だけ。割と繁盛していた。





 胡椒餅と書かれていたパンのような物。手前のドーナツ上の鉄板の上に置かれているのがそう。これは結構、おいしかった。この胡椒餅と、そのひとつ向こうにあるパンのような物を買うと、「ちょっと待って」と言って、一番向こうにある小さなパンのような物をおまけでくれた。









ちょっと、屋台で売られていても・・・「握り」です。






 ガイドブックにはあまり書かれていないようだが、夜市のある所は、お寺があるようである。日本の縁日と一緒であろう。夜市の通りを反対側まで抜けてくると、このお寺があり、夜にもかかわらず結構沢山の人がお参りしていた。









 喉が渇いたので、気になっていたこのジュースを買った。サッパリしていてなかなかおいしかった。
 このジュースを買うとき、店の人は、最初、小さなコップに少し入れて味見をさせてくれた。なかなか親切。







 一通り、夜市を歩き回り、連れ合いも疲れてきたので、ホテルに帰るべく、タクシーに乗り、ホテルで用意したメモを見せる。ガイドブックに、「観光地周辺で客待ちしているタクシーには注意」と書かれていたが、通りまで出るのも面倒くさかったので、まあええかと、客待ちしていたタクシーに乗った。
 来たときのタクシーがスリル満点だったので、ちょっと覚悟していたが、この運転手さん、実に穏やかな運転をする。やっぱり、来たときに乗ったタクシーの運転手は特別だったようだ。乗ったすぐにメーターをチェックしようと思うと、メーターが無い?よく見ると、真ん中下の方、チェンジレバーに隠れるような位置にあった。ちゃんと動作しているのを確認して、まあ大丈夫かなとシートにもたれる。
 帰りはすいており、あまり時間もかからずにホテルの車付けへとタクシーは到着した。メーターを見ると、100元。特に心配する事も無かった。

 部屋に戻ると、デジカメの写真をパソコンに取り込む。明日の朝、チェックアウトは正午なので、荷造りは朝にまわし、寝ることにした。




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