台北101

 世界一高い台北101。せっかくすぐ横のホテルに泊まったのだから、行かない手はないのだが、昼がいいか夜がいいか、悩むところであるが、今回は夜を選んだ。
 デジカメを持って連絡通路を通り台北101の2階へ入る。展望台の登り口は5階である。




2階からエレベーターで5階へ向かう。
上中央左あたりが5階の登り口だ。 





 高速エレベーターで到着した展望台からの風景。ほ〜っとため息が出るような夜景だ。夜に来たのはやっぱり正解だろう。ただし、台北101自体が台北の殆ど東端になるため、東側の窓からは殆ど真っ暗な風景になってしまう。





 一回りすると、展望台のおみやげ屋さんで帽子等を買う。それから、ふっと見ると、屋外展望台というのがあった。今いる展望台、382mからさらに階段を上り、390mまで登る事が出来る。せっかくなので行こうとすると、階段の登り口で止められる。この先は一人100元必要だという事だ。「おみやげ屋さんで500元以上買っていたら、一人無料になります。」との事だったので、レシートを出し、一人分の100元を用意していると、レシートを足して、「1,177元ですね?」と聞かれ、「はい。」と答えると、「では、お二人とも無料で入れます。」との話だった。500元ごとに一人無料になるようだ。「おみやげを先に買って良かったね。」と言いながら手にハンコを押して貰い、階段を上っていく。
 390mの表示があり、外への出入り口があった。屋外展望台に出る。このタワーの頂点はさらに上、509mの地点である。




 天気が悪かった為、雲が多かったのだが、風に流されてビルへ向かってくる。ビルの上部を包み込み、尾を引くようにして離れていく。これは圧巻であった。
 その昔、雲の上に神様が住んでいると信じられ、神の国まで届くようにとバベルの塔を建てようとし、失敗した。
 そう考えると、まさに天まで届いた、バベルの塔の完成である。

 この階には台北101を建てた時の映像が流れており、前にイスがあって座って見ることが出来るコーナーがある。トイレもちゃんとある。



下の展望台に戻る。展望台のおみやげ屋さんで
ハガキと切手を買ってここから出す事が出来る。
ポストは見ての通り、家族・友達・恋人とに分かれて
おり、それぞれに使い分ける。どう違うかは今回、
ポストを使用しなかったので、わからないが・・・・。



 帰りのエレベーターの中で撮った、エレベーターの表示。有名なので結構、見たことがあると思う。
 しかし、わずか37秒(だったかな?)で昇降してしまうそのスピードは想像以上であり、また、エレベーターのスムーズさも想像以上であった。
 天井は星空がイメージされ、天の川が輝く。見とれていて、写真を撮るのを忘れていたが・・・。
 ちなみにエレベーターは東芝製なので、ご安心を。(^^)





 ただ高いだけが話題の塔だと思っていた。いや、実際、そうなんですが・・・。でも、「世界一高い」塔は、登ってみると思っていた以上であった。やっぱり来て良かったな〜という感じである。
 今回、私は借りなかったが、日本語での音声ガイドも無料で借りる事が出来るので、それを聞きながらゆっくり回るのもいいと思う。塔の真ん中にあった「ウィンドウ・ダンパー」などというものの説明もきっとあるだろうし。

 何はともあれ、短い時間であったが、思った以上に楽しめた事に満足し、ホテルへと帰る。しかし、連絡橋で繋がっているという、この近さは実に便利であった。



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