ナショナルギャラリー


 昨日、時間の関係から今日に回したナショナルギャラリーに向かう。19チャンネルでやっている「美の巨人」に出てきた絵もあり、楽しみだ。


 ホテルの最寄り駅、ウエスト・ブロンプトンで。ロンドンに来て始めてみる太陽に思わず影の写真を撮ってしまいました。




 残念ながら、ナショナルギャラリーは撮影禁止のため、写真が写せなかった。
 入り口で日本語のオーディオガイドを借りる。有名な絵30点について解説が入っている。しかし、すべての絵にオーディオガイド用の番号が振ってあり、日本語の無い所でも聞いている人がいたので、英語とかならもっと入っているのだろう。なんとなく残念な気がする。
 さて、僕の一番のお目当てはヤン・ファン・エイク作、「アモルフィニーの肖像」である。美の巨人で見て以来、是非、見たいと思っていた絵だ。見つけた時には思わず感激してしまった。幸い、オーディオガイドに入っていたのでじっくりと聞きながら鑑賞をした。
 その他にも素晴らしい絵がたくさんあり、気が付けば大英博物館よりこちらの方にいる時間の方が長かった。多くの絵の前にいすが用意されていて、ゆっくりと解説を聞きながら見る事が出来た。
 さて、昨日の大英博物館といい、このナショナルギャラリーといい、無料で開放している。オーディオガイドも無料で貸してくれ、「もし、オーディオガイドが気に入られましたら、4ポンドほどの寄付をしてください。」と書かれているだけである。募金箱は置いてあるが。オーディオガイドを帰しに言った時も特に請求はされなかった。4ポンド出して渡すとにっこりして「Thank you」と言っていたが。
 この無料で開放している事で何があるかというと、学校の授業で子ども達が絵を見に来るのだ。絵の前に生徒が座り、先生がその絵の説明をしたり生徒の意見を求めたりしている。
 本物を見ずに写真だけを見て授業をする日本の美術とはえらい違いである。パリのオルセーで「泉」を見た時も、ベルギーのブリュッセル王立美術館でマグリッドを見た時も、その写真と本物との差に驚いたものである。これは勝負にならないな〜と思ってしまった。

 この後、お土産を見に昨日行ったフォートナム&メイソンや、他の店を見て回った。フォートナム&メイソンに何でもう一度いったかというと、ガイドブックを見ると地下で銀食器やグラスがあると書いてあるのを見つけたからだ。探しているのは、連れ合いへのお土産、ティーポットである。


 移動の途中、ロンドンの2階建てバスにも乗りました。これはバスの2階からバス停を見た所。




 銀のティーポットは買う事が出来なかったが、それなりのティーポットを見つけて、銀の茶こしとティースプーンを買った。お店の人が、「日本に持って帰るのか?」と聞くので、「イエス」と答えると、「免税の書類がいるか?」と聞いてきた。初めはよく分からなかったが、ああ、免税手続き用の書類だと分かったので、「イエス」とお願いした。
 人の免税手続きはした事があるのだが、自分で免税になるほどの買い物をした事が無いので、初めての経験である。さてさて、空港ではどうなることやら・・・。

 時間もいい時間になってきたので一旦ホテルに帰る。
 そう、今日はもうひとつのミュージカル、「CAT'S」を見に行くのだ。


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