チッピング・カムデンからバイブリー


 昨日、コッツウォルズの南の端から北の端近くまで走ってきたおかげで、今日の移動はたいしたこと無いはずである。コッツウォルズ地方の村々で、初日に行ったキャッスル・クームだけが極端に離れていて、その他はたいして離れていない。
 ブロードウエイを離れて少し走ると、すぐにチッピング・カムデンへの案内標識が出てきた。20分もかからず、村の中に車を停めた。

 村の中心付近にあるマーケットホール。雑誌の紹介ではもっと多きイメージがあったが、思いの外、小さかった。




 門から玄関を望む。すごく雰囲気があるでしょ?


 まあ、街並み以外は特にどうという事のない村である。有名な銀食器のお店があるとかでのぞきに行ったが、ティーポットが800ポンド、日本円で約16万円・・・とても手が出ない。すごすごと店を出て、次の目的地、ロウアー・スローターを目指す事にした。

 こんな道です。ここは直線ですけど、反対側車線は向こうから走ってくる車が小さく写っています。僕の後ろにも数台、走っています。で、現在速度はというと、約100kmh。向こうの対向車とすれ違うのはあっという間です。こんな調子ですから、道に迷っても停めるに停められないと言う・・・。
 でも、慣れてくると強引に路肩に乗り上げて(歩道のある所ですけども)停めたりもしました。



 実は、この後、ロウアー・スローターへの標識を見落としてしまい、その次の予定だったボートン・オン・ザ・ウオーターへの案内が出てきた。まあ、近いから先にこちらからと村中に入っていったが、がっかりした。というのも、完全に観光地化しすぎに感じたからだ。綺麗な街並みではあるが、雰囲気が完全に観光地なのである。駐車場を通り過ぎ、次の脇道でUターンすると、そのまま村を出てきてしまった。
 るるぶの紹介記事を読んでいるとバイブリーの方が観光地化していないように感じたので、ロウアー・スローターはパスして、バイブリーに走る事にした。
 幹線道路から案内標識を頼りに脇道に入る。対向車が来たら広い場所までバックしなくてはいけないような狭い道が続く。バスでの観光などは無理なんだろうなと思いながら、4マイルの道をクネクネと、何カ所もの交差点を右に左に標識に従い走り抜け、いきなり往復車線のある道に出た。左手にスワンホテルが。そう、バイブリーに着いたのだ。




 小川の流れるバイブリーの風景。





 フットバスと呼ばれる散歩道の途中。





 かもがすぐそばに来て出迎えてくれる。





 この後、マスの養殖場の見学をしたのだが、入り口になんと日本語で「中に入る前に入場料をお支払い下さい。」と書かれていた。ここも日本人観光客はかなり来るようだ。

 さて、事前の予定ではこの日も近くでB&Bを見つける予定だったが、雨も激しくなってきており、やみそうも無いので、予定を切り上げてロンドンに帰る事にした。こちらで泊まってもウォーキングは出来そうにない。それにもし、明日が晴れたら、1時間半ほどあればこれるのだから、という思いもあった。

 雨の中、ロンドンまでは帰るのは簡単だったのだが、例によって市内に入ってからが迷った。間違えて一つ手前でモーターウエイを降りてしまったため、またまた訳が分からなくなってしまったのだ。帰りのドライブインで買った、ストリートネームからひける地図が役に立った。時間がかかったものの、無事、ホテルに帰り着く事が出来た。


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