総括のページ


 北海道を自分の車で走ってみたい。そんな我が儘に連れ合いが付き合ってくれる事になった。苫小牧に上陸し、知床から旭川、札幌、小樽と北海道を横断するプラン、総走行距離は1,246km(苫小牧フェリーターミナル~小樽フェリーターミナル)、走り応えがあった。



郊外のドライブ


 とにかく、壮大な景色が広がる。真っ直ぐな道がひたすら続く。しかも信号は殆ど無い。脇道もあまりなく、障害になる建物も殆ど無く見通しが良い。何かあれば移動しなければならない距離は大阪などとは比べものにならない。それを考えると、車の制限時速が大阪などと同じ、普通乗用車の最高時速が60kmHというのは不合理なんじゃないかなと感じた。80kmHでもいいのでは。積雪のあるなしで変わっても良いと思うし、もっと柔軟にする必要があるのではと思った。
 今回、郊外は夜間に走っていない。しかし、途中の道は殆ど外灯が無い。暗い夜道を数十km走る事を考えると、改めて北海道の広大さと移動の大変さを思う。しかし、燃費は良かった。札幌に入るまでの平均燃費は23km/Lを超えた(ハリアー2.5Lハイブリッド)。地元の大阪で走っている時は大体、16km/Lである。
 今回、走って良かった。札幌などの部分的な観光では、この広さを実感する事は出来なかった。北海道の一面を知る事が出来たと思う。



生活について

 正直、関東の2倍ほどの面積があるのに人口約500万人は経済の面で見ればなかなか大変だと思う。苫小牧から走っていただけで周辺の電力設備を見て、知識としては知っていたが、改めて北海道電力は大変だと思った。以外だったのは思ったよりも設備が良かった事。失礼ながら、もっと安価な設備だと思っていたから。

 私は経済の専門家でも何でもないので、勝手な事を言うが、東京、大阪等の大都市圏への投資を減らし、北海道などに回した方がいいのではないか。都会がひたすら利便性を求め、設備を良くしていく事でさらに都会に人が集まり、ますます地方が疲弊する。そうでは無く、都会はもう充分だろう。保育所が足りない、何が足りないというのは、人口が多いからである。もっと地方へ人が流れる施策を行うべきだと考える。それは地方に任せて魅力を創設せよでは無く、都会の人口の最適値を考え、その人口だけが快適に過ごせる都市計画をすべきではないだろうか。エリアに対して人口が少ない場所にはエリアに見合ったインフラを先に整備する。そして人をそちらに移す、というのはどうだろう。

 しかし、私達を案内してくれた知床のガイドのMさん、連れ合いの従姉さんも口をそろえていうのが、北海道は住みやすいという事である。ガイドのMさんは東京などについて、「よくあんな所であんな家に住んでいるなと思います。」と言っていた。
 私達は冬が厳しいと思うが、Mさんも従姉さんもそうは言わなかった。大阪に住んでいる私達とは感じ方が違うのだろうか。「自然と一緒に暮らす」という事が北海道ではすごく大切な事なのかも知れない。



自然について

 今回、私が行って一番良かったと思うのは知床である。ヒグマの話をはじめ、ゴルフ場の中にキタキツネやエゾシカが出てくる。まあ、カラスもいたが。冬になれば一面の雪景色。正直、私には想像できない自然がある。これはやっぱり、冬にも行ってみないといけないかなと感じた。
 広大な自然は、私の知識の中にあった北海道の風景、数字だけの風景を実感として感じさせてくれた。

 この旅行中、連れ合いと何度となく交わした言葉、「来てみないとわからないね。」が今回の旅行の総括に一番ふさわしいかも知れない。

やり残した事

 北海道に行ったらこれだけはやろうと思ってしなかった事が二つ。
 ○牧場のミルクソフトを食べる。
   特にどこに寄ろうと決めていなかったので、結局、寄れなかった。
 ○スターバックスでトールラテを買う。
   途中で寄れなかったので、小樽でお店を検索すると札幌ばかり・・・。結局、寄れなかった。







連れ合いの追記



ゴルフ


 北海道のゴルフはとても楽しみにしていて、もう旅行はゴルフなしでは考えられない・・当初はPGMからの予約で、札幌のサンパーク札幌とチサンカントリークラブ銭函を1ラウンドずつ2回を予定していました。サンパーク札幌は広いフェアウェイで景色も抜群、とても豪華なゴルフ場だったのですが、北海道のラフの芝は厳しくなかなかの苦戦を強いられました。これはリベンジしなければ・・しかし、このゴルフ場は平日でもかなりお高くて・・次に予約していたチサンカントリー銭函は前日予約が格安で、迷わず予約を取り直しもう1ラウンド増やしました。札幌や小樽を観光するならラウンドしたい・・。
雨模様の天気だったのですがチサンカントリー銭函は結構面白いコースが続き、スコアはリベンジにはならなかったのですが、楽しかった。キタキツネや蝦夷鹿も帯同してくれて、北海道らしいラウンドができました。また行きたいコースです。







旭山動物園




















 ペンギン館から始まり、アザラシの泳ぎを見て、レッサーパンダ、ライオンやトラ、ヒョウ、ワシやフクロウ、チンパンジー、どれも可愛かったり格好良かったり‥
そして、展示の仕方や動物の説明などがとても手作り感があり、癒される動物園でした。行って良かった!
あいにくの雨模様でしたが、写メもたくさん撮りました。連れ合いは体調が今一つだったようですが、やっぱり行って良かったようでした。









小樽

最後の町で、運河や夜景、グルメと期待していました。ステンドグラス博物館はとても充実したコレクションで見る価値ありでした。が、街は思ってたほどの活気はなく、夜は暗いイメージ。だから夜景が映えるのかもしれませんが‥。ここでグルナビで見つけた洋食屋マンジャーレはとても美味しかった。前菜、パエリア、牡蛎グラタン、デサートのチーズケーキ。もちろん海鮮やお寿司、ジンギスカンも美味しい街ですが、ここの洋食も全然ありでしたよ。

 















帰阪後すぐの瀬戸内海



 帰阪して翌日に帰省、徳島に向かいました。淡路島経由のドライブです。この道中に見た瀬戸内海の景色もまた格別というか、すごく癒されました。ずっと北海道の広い広い景色を堪能した後に自分の故郷の景色・・やっぱりいいよね~♡
淡路島から至極の海鮮も美味しいし、ワカメも鳴門金時も素晴らしい。レンコンも名産です。そして、雰囲気が優しい~♡♡
ちょっと、北海道にスポット移住もありかなぁなくて思いましたが、帰ってきてやっぱり地元がいいかなぁって思いなおしてしまいました。今回の北海道、「行ってみないとわかんないよねぇ~」の連続でしたが、地元がやっぱりいいよねぇ~に落ち着いた感じです。もちろんまた旅行に行くかもしれませんが・・北海道!!










北海道へ出発まで

10月21日へ


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