10月19日(木)
 チサンカントリークラブ銭函
及び小樽の夜

 朝食を済ませるとホテルをチェックアウトし、「チサンカントリークラブ銭函」に向かう。札幌と小樽の中間くらいにあるゴルフ場で、どちらからも40分くらい。小樽への海岸線を走り、「次の交差点を左折です。」の案内に一瞬、戸惑う。指示された道は狭く、住宅地の中に入っていく道だったから。住宅地の中を通る道を通り、やがてゴルフ場の案内が出てくる。クラブハウス直前の、大きく右にカーブする所で今まで見たことの無い看板を見つける。「左からカートが出てきますので注意して下さい。」といったような看板だ。なんと、このカーブからクラブハウスまで、短いがカートと車が同じ道を共有しているのだ。今まで行ったゴルフ場ではこのような所は無かったので、ちょっとびっくり。

 このコースはフェアウエイもわりと狭く、ブラインドのドッグレッグも有り、変化に富んで面白い。おかげでボールを3スリーブ開ける事になり、スコアも・・・・



 このシカは角が無いが、エゾシカである。角のあるシカも見かけた。
 しかし、人慣れしているというか・・・・。
 特に寄ってきたりはしないので、餌を目当てにしているわけではないようだが、逃げない。右のラフに打ち込み、ボールを探しに行くところに3頭のシカがいて、こちらを見ながら草を食んでいる。遠巻きにボールを探すが、3mくらいまで近づいても気にしない。どいてとも言えないし・・・と思っていると、顔を上げてグリーン方向をしばらく見ていて、そのまますぐ前を走りすぎていった。小さな声で鳴いていたようなので、仲間が呼んだのかもしれない。
 でも、結局、ボールは見つからず、プレ4から次を打つことになってしまった。


 途中、雨が降ったりと天気もスコアも良くなかったが、結構面白いコースだった。ラウンドが終わり、クラブハウスに帰る。丁寧にクラブを吹いてくれているスタッフに、「明日も来るので、預かって貰えますか?」とお願いし、ロッカールームへ。「お風呂を確認してから入るかどうか、決めるわ。」と言っていた連れ合いから、「ここでは入らないで、ホテルに行くわ。」と連絡があった。お風呂に入っている人が多く、入る気にならなかったとの事。

 車に乗り、本日の宿、「ホテル・トリフィート小樽運河」を目指す。やがて右側に小樽駅、イオン、フェリーターミナル等が見えてきて、観光地らしい店が並ぶ運河沿いに出てきた。通りから一本中に入った通りにホテルはあった。


 チェックイン可能な15時過ぎに到着。すぐにチェックインする。
 画面の右側に写っている樽の中に冷蔵庫がある。なかなかおしゃれな部屋である。ベッドにゴロッと寝転がり、一休み。このホテルにも大浴場があり、テレビで混み具合を確認できる。見てみると男性風呂は混雑していて、女性風呂は少し人が多いようだ。連れ合いが「行ってみるわ」と先に風呂に行く。帰ってくると、「誰も入ってなかった。行ってみ。」と言われたので、混雑表示のある男性風呂へ。結果、誰も入っておらず、私一人だった。お風呂は綺麗で気持ちよく、非常に良かった。
 帰ってテレビの混雑状況を確認するがやっぱり混雑している。結局、この表示、滞在中に何度か確認したが変わらなかった。



 夕食を食べにホテルを出る。とりあえず教えて貰った寿司通りに向かう。が、思ったより店が少ない。通りの最初の店は焼き肉店だった。確かに寿司屋は多いが、連れ合いはどこにも入らず、引き返す事に。後で聞くと高級店が並んでいるみたいで高そうだったし、いいなと思う店が無かったからとの事だった。
 この後、運河沿いの通りに出て、大きな回転寿司に連れ合いが入っていった。ちょっとびっくり。よっぽどお腹が空いているんだろうと思った。旅行ではいつもなら入らない店だ。(普段は回転寿司にはちょくちょく行くが)
 私の主観だが、観光地の大きなお店、特に団体客を収容できる店はもう一つの事が多いと思っている。商品をよくしてお客を呼ぶのではなく、旅行会社がお客を連れてくる。旅行会社からは見栄えはよく、料金は安くという要求が出ているであろう事は想像できる。また、個人の外国人旅行客でも日本の回転寿司はそれなりに有名だろうから、入ってくると思う。「ネタが良ければいいかなと思った。」という連れ合いの期待は見事に裏切られた。レーンは回っているが、紙に記入をして別に頼むシステムである。連れ合いも私も4皿を記入して注文した。しかし、シャリが・・・ハマチは今まで食べた事が無いくらい柔らかい・・・サビ入りを頼んだはずなのに、ワサビの気配が無い・・・。小ましだったのは中トロのネタだけ。「一皿食べてみてから他を注文した方が良かった。」と、追加注文はせず、4000円少々(寿司8皿、子うどん一つ、ビール一杯)を支払い、店を出る。お店自体は中国人観光客などで賑わっていた。入る時には2組待ちだったし。



 この後、運河廻りを散歩する。運河の夜間クルージングに人が並んでいた。特に乗る気にもならず、回り道をしながらホテルへ帰る。


 旭川でも思ったが、街がくらい。札幌は確かに賑やかで明るかったが、小樽は全体に照明が控えめだと感じた。雰囲気を出す為にこのような灯りになっているのだろうか。連れ合い曰く、周りの照明が暗いから運河のライトアップが映えるのではとの事。
 暗いから不安という程ではないが、大阪の明るさがどちらかというろ少数派なのかもしれない。

 ゴルフもして、体調はかなりましになっているとはいえ、万全ではないので、ホテルに帰ると明日のゴルフに備え、早めに休むことにした。


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