ハレアカラ山

 朝7時30分に目が覚める。完全に時差ボケが無くなったとは言えないが、そこそこ元気な目覚めである。連れ合いが朝食を作っている間にお義父さんと息子は海岸への朝の散歩へ。大阪のどんよりした空気と違い、空がきれいだ。ベランダから思わず数枚の写真を撮る。

 朝食が終わると荷物を持ってすぐに出発。今日の目的地はマウイに来たら行かなくてはという、定番中の定番、ハレアカラ山に向かう。標高3055m、世界最大の休火山である。日本で3000m以上に車で上ることは出来ないが、ここは山頂まで車で行く事が可能だ。

 地図を片手に助手席に座った連れ合いの指示に従い、ハレアカラ山向かって車を走らせる。快調に飛ばせる2車線、55マイル制限の道から1車線の道へ、やがてハレアカラ山の看板に従い左折してくねくねした山道へと入っていく。道路脇に標高を記した道路標識が1000フィートを示していた。山頂は3055mなので、9000フィートを越える。山頂からのダウンヒルツアーの自転車集団と何度もすれ違いながら頂上を目指す。2500フィートを越えたあたりから雲の中に入ったようで、ワイパーを使いながら上っていく。途中のゲートで入山料10ドルを支払い、さらに上へ。雲の上に出てくると空は晴れ渡り、まぶしい光に包まれる。やがて山頂にあるビジターセンターの駐車場へと車を止める。

 火口の風景。実際に目の前で見るとかなりの迫力である。時間が
あれば火口に降りるツアーに参加してみたいものだが、今回はそこ
まで時間がない。
 山頂より写真を撮る。ご覧のようにまるで雲の上で写真を撮っている
気分である。眼下の景色はご想像に任せますが、すばらしい物です。
 帰り道、前をダウンヒルの一行が走る。最後尾には自転車を積む
車が走っている。
 途中で見た風景。思わず車を停めてしまった。写真ではわかり
づらいが、遠くに見える山がすごく神秘的に見える。まるでCGで
合成でもしたような、不思議な感覚で、手前の緑とのコントラスト
に魅せられてしまった。


 ハレアカラ山自体の解説は他に任せるが、いとも簡単に3000mもの高地まで数十分で往復出来る環境はすごいと思う。時間があればゆっくりとサンライズツアー、ナイトツアー等、欲張ってみたいところだ。運転する方は風景に見とれてぶつけることのないようにご注意を。

 ハレアカラ山から降りると、昼食を取りにそのままラハイナへ向かう。島の西側まで出るとそのまま海岸線沿いの道を北へ。やがて少し古びれた感じの町へと到着した。
 

 昼食を食べに入ったパイオニア・インのレストラン。左手に見える
老水夫の人形が有名。尚、ここでトイレをするには、ホテル側のトイレ
を使用し、クォーター(25セント)硬貨が必要。
 ここで食べたニューヨークスタイルのステーキ。肉も分厚く、
トッピングのチーズはご覧の通り。とにかく、ダイナミック。
 食事の後は周囲の散策とショッピング。この町でそれぞれアロハを
買ったが、息子だけは「イヤ」と言ってとうとう買わなかった。
 レストランでデザートを食べなかった息子は、町中で見つけたハー
ゲンダッツを欲しがったので、一つ買うことにした。3ドルちょっとの
値段であったが、5ドル札が欲しかった僕は、財布から20ドル札を
出そうとして、その後ろにあった10ドル札に気がつき、内心(10ドル札
なんて持っていたっけ?)と思いながら差し出した。店員の男の子は
少々とまどった顔をしながらこっちを見る。足りないわけはないしと
思っていると、レジの中からおつりを出してきた。初めに90ドル、そう、
10ドル札ではなく、100ドル札だったのだ。そら、まあ、とまどうわなと
思いつつ、どこかで崩さないとと持ち歩いていた100ドル札を意図せず
崩してしまった。
 食事とショッピングが済むと一路、キヘイへ。とにかくどこを走って
もすばらしい景色が広がる。海岸線の美しさは特筆もの。道路も
快適で、運転も苦にならない。
 マウイ・バニヤンに帰る前にスーパーマーケットにより食料品の調達。
そのスーパーの中で置いてあったバナナである。これ、自分の欲しい分
だけをちぎって買っている。そのため、ご覧のように様々な大きさの房が
残り、中には下にあるように1本だけのものもある。写真のおばさんは
これから房を割るところ。
 解説はいらないですよね。見つけちゃったので思わず、撮っちゃ
いました。
 夕食前の一泳ぎ。マウイの海はとことんきれいだ。3人とも大はしゃぎ
である。もちろん、この後はホテルのプールへと移動しました。
 連れ合いが作った夕食。スーパーで買った肉は半端ではなかった。


 食事も済み、片付けも終わると明日の為に早々と寝る事にした。ホテルの電話でセットできるモーニングコールはもう一つ、よくわからない為、息子の携帯電話をセットして寝る。明日は6時起き、6時半には出発したい。僕に取ってのメインイベントがある日である。



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