ウルム


 今日の前に昨日の出来事をひとつ。この旅行記も当日分まで追いついた事だしと、サイトへのアップとメールを出すため、インターネットにコネクトしようとしたのだが・・・まったく繋がらない。国際電話では最後まで成功しなかったパリでは一発で接続できた。ドイツとスイスには日本にいる時に最終的には国際電話で接続に成功している。だから何の心配もしていなかったのだが・・・・繋がらない。前回成功したパリへ国際電話をかけてトライするがまったくだめ。手帳に控えておいたドイツの他のアクセスポイントの設定を新たに作ってトライしてもだめ。スイスへも挑戦し、最後には日本へ国際電話でトライするが、それもだめだった。万策尽きた感じである。日本から国際電話で接続に成功しているのだから、ソフト的な設定は間違いないはずである。念のため設定もひとつずつ確認するが間違いない。
 今の段階で考えられる原因は2つ。ひとつは持って来た音響カプラが故障してしまった。これならお手上げである。もうひとつ、ホテルの電話がパソコンの信号を正確に伝えていない事。直接モデムにつないでいるわけではないのでこれは考え難いが、これなら電話が変われば繋がる可能性がある。街中の公衆電話で挑戦しようかなと出かけるときにカプラを持っていったものの、人が結構多いので、結局、やめた。明日はこのホテルをチェックアウトしてお義父さんと晴をフランクフルト空港で向かえてスイスへ向かう。とりあえず、フランクフルト空港で試してみようと思っているが、せめてスイスに入って繋がればいいのだが・・・。


 ウルムはかの有名なアインシュタインが生まれた町だ。駅前は近代的で(といっても相変わらず高層ビルは無いが)、大勢の観光客や若者が集っている。駅からドナウ川の間が主な観光地だ。真中あたりに有名な大聖堂がある。高さ161.6m。世界一らしい。



 これがその大聖堂。頭まで入れようと思うと、これくらい離れないと入らなかった。中は綺麗なステンドグラスが見ものである。一応、撮ったのだが、暗いせいもあり出来がもうひとつだったので、載せるのはやめておく。(^^;



 こんな街並み。ちなみにこの建物はホテルだ。小川のほとりに建つ、なかなか雰囲気のいいホテルである。



 街中を写真に撮ってる人。僕も結構、撮りました。あちこちこんな感じで、本当に綺麗です。



 これがドナウ川。まあ、普通の川ですけどね。(^^;
 川だけの事で言うと、カナディアンロッキーの川が良かったな〜。本当に綺麗で、そのくせ流れは迫力のある所があるかと思えばゆったりと流れる所もありで、すごかった。パリのセーヌ川でも思ったけど、やっぱり、街中の川はどうしても汚れています。


 そう大きな街ではないので、観光にはそんなに時間がかからない。駅前にあるマーケットで冷たいリプトンレモンティーとエビアンを買い、列車に乗って帰ることにした。

ドイツの列車豆知識

 もし、これを読んでいる人の中でドイツを列車で旅行しようと思っている方がおられましたら、ご参考まで。基本的な事はガイドブックなどに載っていますからそれで見てもらったらいいですが、現地に着てから僕が覚えた事を少々。


 時刻表で発車時刻と列車ナンバーを確認します。駅にこのような時刻表が張り出していますから、自分の乗る列車番号を確認します。同じ時間に複数の列車が入っている所もありますので、必ず列車ナンバーの確認を忘れないように。行き先が分かれば一緒に確認すればベターですが、今回、僕は列車ナンバーと発車時刻だけで済ませてしまいました。(^^)
 列車が確認できたら右側の欄に書いてあるのがホームのナンバーです。
 この中ではIC118という列車が13:05発で1番線からでます。




 これは駅の表示ボード。これでも分かりますが、ごらんのように13:05発の列車は単にICしか書いていません。もっと大きな駅なら列車番号まで出るのでより確実ですが。ちなみに、バーデンバーデン等のような小さな駅にはこのボードも各ホームの表示もありませんから、さっきの時刻表だけが頼りです。






 これは列車の編成表です。1等車、2等車、食堂車がどう繋がってホームのどのあたりに入るのかが分かります。
 全部ではありませんが、主要な電車はホームに張り出してあります。



 ホームの上にDとかEとかの表示が出ているのが分かるでしょうか。さっきの編成表の上に書いてあるABCがこれです。完璧に一致と言うわけにはいきませんが、目安です。なお、ホームにある行き先案内の下にも出ますが、これは列車のつながりだけで、入る場所はあてになりません。まるっきり反対という事もあります。


 また、列車によって1等車でもかなり差が有り、コンパートメントになっている所、机までついている所、2等車の半分を仕切ってちょっとシートのクッションを良くしただけの物等、様々です。ただ、1等車は必ず検札が来て切符を確認するのともともとの席数が2等車に比べて少ないため、人も少なめで安心して乗っていられます。ただ、ビジネスマンが沢山乗る時間帯だと席が空いていない事も有りますが。今回、一度だけ1等が一杯だったので次の列車(5分あとだったので)にした事がありました。また、短い区間(といっても日本よりは長いですけどね)しか走らない列車には1等車が無かったりします。
 でも、1等車と2等車の差は非常に大きいので(席の差と言うより、値段の違いにより乗っている人数が全然違う。)、是非、1等車のパスを使用して下さい。2等車だと本当に手から荷物を離す事が出来ないですから。


 さて、いよいよここシュトゥットガルトとも明日でお別れである。2日通ったバーデンバーデンの美しさは特筆ものであった。駅前でもあり、便利だったのでゆっくりも出来たし、インターネットに接続できなかった事を除いては満足できる5日間であった。
 明日からはいよいよお義父さんと息子が合流してきて3人になる。僕の怪しげな英語で3人が8月7日まで無事に生きていけるのだろうか、ちょっと心配である。連れ合いが来る頃には3人とも栄養失調だったりして・・・・。(^^;;



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