スイス入り チューリッヒ


 いよいよ、お義父さんと息子がやってくる日だ。ホテルをチェックアウトするとフランクフルトエアポートへ向かう。ユーレイルパスを使うのもこれが最後である。今回乗った1等車が今までの中で一番、いいものだった。
 10時30分頃、フランクフルトエアポートに着く。二人が乗った飛行機が着く予定は14時20分頃なので早すぎるのだが、これには目的があった。待ち合わせ場所についてはインターネットでルフトハンザのウエーブサイトにメールでどこが分かりやすいか聞いたところ、ミーティングポイントという所がいいでしょうと返事を貰っていたのでそこにしていたが、入国審査から少し距離がある事もあり、もっと前で合流する事が出来る所が無いかと言う事。また、僕はフランクフルトから再度搭乗手続きが必要なわけだが、フランクフルトの空港は広く、また、ルフトハンザの本拠地でもあり、窓口が沢山あるため、自分の搭乗手続きをする窓口を確認しておきたかった事。連れ合いが合流してからはここからレンタカーで走るわけだが、そのレンタカーの窓口を確認しておく事。そして、連れ合いあてに書いたエアメールを出す事である。充分すぎる時間では有ったが、僕は取りあえずミーティングポイントを探す事にした。
 貰った空港の見取り図に従って歩く。しかし、エスカレーターの位置からしてすでに違った。入国ゲートは2ヶ所あり、お互いに見えない位置にある。どっちから出てくるか分からなため、ここで待つ事も出来ない。ミーティングポイントに息子とお義父さんが無事つけるか不安であった。
 次にルフトハンザの窓口を探そうと思って、空港内を見回すと、インフォメーション専用のルフトハンザの端末を見つけた。

 

 これがその端末。ルフトハンザの飛行機だけしか分からないが、出発・到着の他、運行便の案内等の情報を見る事が出来る。



 これがそのインフォメーション画面。




チェックインカウンターもどこか分かるのだが、カウンターナンバーの取り方がよく分からない。カウンターナンバーの上を押すと見取り図が出てくるのだが、その見取り図の場所が改装中だという・・・(^^;
 まあ、その辺のカウンターでどうにかなるだろうと思い、ついでに二人が乗ってくる便を確認する。と、到着予定が13:31になっていた。1時間近くも予定より早い到着である。見ておいて良かったな〜と思いながら、インフォメーションを離れる。


 レンタカーの窓口も確認し、エアメールを出すとグランド階のスナックカウンターでハンバーガーとジュースを食べ、ミーティングポイントで本を読みながら待つ。13:37に到着の表示が出て、まあ、30分もしたら出てくるかなと思ったが、なかなか来ない。14:30近くになってもう一度出口の所を確認し、いないなと思いながらミーティングポイントに帰ってくると来ていた。やっぱり見取り図では分からず、息子が「I'm going to go green point.」と言いながら見取り図を指差し(僕が出発前に見取り図のミーティングポイントに緑色のマーカーで印を付けていた)ながら何人もに聞きながら来たらしい。ストレートとかライト、レフト等の分かる単語と指差す方向を見ながら何とかたどり着いたとの事だった。ただ、「Aゲートに着く」と旅行会社の人が言っていたと思っていたのは僕の勘違いで、ちゃんとBゲートに印の着いた地図を貰っていたのでそんなにややこしくは無かったとの事だった。
 無事に着いた事を送り出した連れ合いに電話で伝えると今度は僕がチェックインする。子どものチケットを見せて、「この近くで席が取れないか」と聴いたが、「一杯だ」との事だった。結局間に2列挟んだ前の席になった。
 1時間弱の空の旅。コーヒーを貰い、2度目のフランクフルトからの出発だ。眼下はどこまでも広がる緑の大地の中に小さな集落が点在する。
 やがて高度を下げると飛行機はチューリッヒの空港へと着いた。


 チューリッヒでは到着時間が遅いため1泊だけしてマイエンフェルトに移動する予定だ。スイスの託送システムを利用して先に大きな荷物だけマイエンフェルトに送っておこうと駅で聴くが、マイエンフェルトは通常、無人駅のため、僕達が行く日では荷物を受け取る事が出来ないとの事だった。仕方が無いので一緒に持っていく事にする。まあ、チューリッヒのホテルもマイエンフェルトのホテルも駅からそう遠くないので大丈夫だろうと思い、チューリッヒ中央駅に向かった。
 駅からホテルまでは歩いて5分くらいだったが、のぼりだったため、重い荷物が少々こたえた。部屋に荷物を入れると夕食を食べるため外にでる。



 これがチューリッヒの街並み。もう時間は21時前だがまだ明るい。


 チューリッヒ中央駅の地下で中華料理の店を見つけて食べる。しかし、時差ぼけのせいか、おなかが空いたと言っていた息子はあまり食べる事が出来なかった。


 部屋に帰ると電話機で外線へのかけ方を確認する。珍しくデータ−通信用のポートが付いている電話機で、直接モデムからつなごうかという誘惑に駆られたが、モデムセーバーを持ってきておらず、安全が確認できないため、冒険はやめた。まだ長丁場である。万が一にもモデムを潰せばおじゃんだ。カプラを受話器につなぐと祈る思いで番号をプッシュする。少し長目のログイン時間の後、何とか繋がった。しかし、HTMLファイルを添付したメールを送る段になるとしばらくしてからエラーがでる。オーストラリアでは大丈夫だったが、どうやらメールサイズがまだ大きいらしい。一旦接続を切るとメールの分割を始める。500kb程度のメールを300kb以下にしていく。再度ネットにコネクトして送信。6通目くらいで一度エラーで切断されたが、無事にすべてのメールを送信する事が出来てやれやれである。しかし、問題はまだ残っていた。次にメールフレンド用にウエーブサイトにアップすべく、ftpソフトを立ち上げるが、サーバーへの接続を完了した時点でハングアップしてしまう。2度、再起動をかけて挑戦したがだめだった。急遽MSフロントページ付属のftpを設定してアッ プを試みるが、ログインをしてくれない。詳しい設定方法がわからないため(役に立たないオンラインヘルプである)、結局非常に時間がかかると思われ、時間はすでに0時を回っていたので今回は諦める事にした。



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