ノートルダム寺院

 オルセー美術館を出ると、冷たい風が吹く中、ノートルダム寺院へ向かう事にした。






 雪が残る中、セーヌ川沿いをノートルダム寺院に向かって歩く。歩道沿いにはいろいろな露店が出ており、なかなか楽しい。遊覧船を横目に見ながら、パリの街の散策を楽しむ。








 ノートルダム寺院に到着。天気も良く、絶好の写真日より。
 ここで気がついた。前に来た時、ノートルダム寺院だと思っていた所はここではないので、前の旅行記は間違いである。(帰りに見つけたが、前に勘違いしたのは、どうやらパリ市庁のようだ。)








 とにかく、ステンドグラスが素晴らしく美しい。
 協会の中を反時計回りに見学して回る。別にキリスト教徒ではないが、何となく厳かな気分になる。落ち着くというかなんというか。この雰囲気は結構、好きである。






 ノートルダム寺院を出ると、今度はセーヌ川の北側をルーブル美術館の方へ向かって歩き出す。実は、前に僕が来た時に泊まったホテルを、連れ合いに見せたかったのだ。一つ勘違いしていたのは、もっと近いと思っていた事だ。
 しばらく歩き、パリ市庁の前を通り過ぎる。裏通りを歩いて、ホテルへの道を探すが、見あたらない。メトロの駅を一つ通り過ぎて、ようやく、見覚えのある場所が出てきた。ホテルはこの通りの裏側だ。
 別に連れ合いが、僕の泊まっていたホテルに興味があったわけではないのだが、バラバラに来たパリの片鱗を、少しでも共有できたらと思った。このホテルに泊まったおかげで、ルーブル美術館近辺はそこそこ、詳しくなった訳だし。しかし、体調の悪い連れ合いを結果的に長い時間、歩かす事になってしまい、申し訳ない事をしてしまった。






 時間は3時半前。ルーブル美術館前からメトロに乗り、ホテルへ向かう。






 4時前にホテル最寄りのメトロの駅で降りると、添乗員さんと一緒になった。連れ合いの体調を心配されていて、朝11時前に部屋に電話をくれたとの事。少し話をしながらホテルまで帰る。

 ホテルで荷物を受け取り、すでに待機しているバスへ乗り込む。添乗員さんが人数をチェックするが、2人足りない。あの、画廊から来ている2人だった。まあ、ある程度、遅れる事は織り込んでいるだろうから大丈夫だろうと思いつつ、時計を見る。5分ほどすると添乗員さんがバスに帰ってきて、2人と連絡が取れたとの事。携帯電話が通じたそうだ。便利になったものである。反面、待ち合わせや、こういった集合時間などがルーズになる傾向があるのではないだろうか。
 20分ほど遅れて2人が帰ってきて、無事に出発。

 いよいよ、帰国の途である。






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