ユングラフ・ヨッホー


 天候は相変わらずの雨である。グリンデルワルトに来てから4日目、ずっと雨になってしまった。3日もあれば1日くらいは晴れてくれるだろうと思っていたのだが、ちょっと甘かったようだ。しかし、ここまで来たら、たとえ雨でもユングラフ・ヨッホ−には行っておきたいと思い、スイスで観光に使える最終日の今日、行く事にする。山頂には氷河の中をくり抜いた氷の宮殿もあるため、景色が見えなくてもまあいいだろうという思いもあった。

 雨の中をユングラフ・ヨッホ−に向かって登山列車が走る。

 登山列車の中で。カメラを壁のフックにかけてみました。登山列車の傾きが分かるでしょうか?

 ユングラフ・ヨッホ−の展望台で。この時も気温は−2℃でした。今回はやせ我慢はやめてスイスで買ったヤッケを着ていました。これは結構、暖かいです。でも、ごらんの通り、何も見えませんでしたけどね。(^^;

 氷の宮殿を歩く。氷河の中に通路があけられている。写真では氷が白く写っているが、実際に見る氷は青い色を帯びている。
 

 頭の上には7m〜10mの氷がある。


 これ、なんだか分かります?そう、お相撲さんの彫刻です。日本人観光客が多いからこんなのを作ったのでしょうか?

 氷の宮殿の中にはいくつもの彫刻があり、あちこちで記念写真が撮られている。
 でも、氷の宮殿はやっぱり氷河の中。気温が低いため、だんだんと体が冷えてきて寒くなってくる。

 

 天候には恵まれなかったが、それなりに満足したユングラフ・ヨッホ−。帰りの電車の中から山の写真を撮る。
 ちなみに、ユングラフ・ヨッホ−とはかの有名なアイガーの隣の山であり、この登山列車はアイガー北壁の中に作られた全長7000mを超えるトンネルをくぐり、ユングラフ・ヨッホ−に着くのだ。標高3454m(だったかな?)で、「トップ オブ ヨーロッパ」の名前がつく、ヨーロッパで一番高いところにある電車の駅だ。(ちなみにロープウエイトかはもっと上がある。レールの敷いてある列車の駅での話。)


 途中の乗換駅ではこんな光景も。中には観光客を見てよってくるものもいて、僕達が電車に乗るまで駅にいたのもいました。


 スイス最後の夜。ドイツでインターネットにつなげる保証が無いので、取り合えずネットにつなぐ事にする。しかし、部屋に電話が無い。パソコンと音響カプラ−を持って公衆電話に出かける。時間はすでに午後8時。カプラ−を受話器に取り付け、クレジットカードを差し込んで通話。何度かの失敗の後、無事につながった。メールの送受信やサイトへのアップ等、この後40分に渡って公衆電話にいた。本を読みながらデータ−転送が終わるのを待つ。しかし、考えてみれば「怪しいやつ」だったでしょうね。平和なグリンデルワルトのおかげで警察は来ませんでしたが。
 (ちなみにさる本によると、パリでこれをやるとはっきりと怪しい行為として見られるのは覚悟しないといけないとの事でした。)

 さて、明日はいよいよ連れ合いが合流する日である。朝、8時50分の電車でグリンデルワルトを離れ、チューリッヒへ向かう。帰りが遅いので公衆電話まで僕を捜しに来た息子とホテルに帰ると、シャワーを浴びて早々にベッドに入った。



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