ルートヴィヒスブルク宮殿


 ルートヴィヒスブルク宮殿というのはヴェルサイユ宮殿を模して造ったと言われ、内装の非常に美しい(らしい)宮殿である。地下鉄の駅に入り、路線図から駅を探す。UバーンとSバーンがあって、Uバーンと言うのは本当に市内のローカル、Sバーンは少し郊外まで伸びている列車だ。目指す駅はSバーンの方と分かり、Sバーンの乗り場のほうへ歩いていく。乗り場の前に来て、さあ、どの列車に乗ればいいのかと再度確認しようと路線図の前に立つと、横に立っていたおばさんがいきなり何か話し掛けてきた。たぶん、ドイツ語だろう。「エクスキューズミー?」と返すと、「英語はしゃべれますか?」「ちょっとだけ」「どこに行きたいのですか?」と言うのでガイドブックを見せて場所を指差す。すると、「その階段を下りて左側の列車に乗りなさい。S4かS5の列車です。」と教えてくれた。ドイツの地下鉄はパリより分かりやすい。パリの地下鉄が最終の駅しか書いていないのに対してドイツは記号で路線が表されている。だから行きも帰りも同じ記号の列車に乗ればいいのだ。後は駅で自分の目指す駅がある方向に走る電車に乗ればいい。
 無事に駅に着くと取り合えずその周りを歩いて散歩する事にした。


 静かなたたずまい。空に広い空間が空いている。日差しがなかなか心地よい。ちなみに日陰に入ると肌寒い。



 中世の建物がそのまま残っているような街。散歩していると本当に気持ちがいい。パリのように警戒しなくてもいいし、人の数が全然、違う。
 やっぱり、いなかがいいな〜。

 目当ての宮殿に行ったが、残念な事に修復中で半分くらいは閉めているようだ。残りの半分だけでもと思い受付に行くが、このおばさんが素晴らしく英語の分からない人で(^^;身振り手振りやドイツ語と英語のやり取りで何とか分かったのは、英語のエージェントは上にいて、何人かをグループにして案内していると言う事だった。しかし、その英語のエージェントの所にはどうやっていったらいいのかは最後まで分からなかった。(^^;;
 結局、中に入るのは諦めて素晴らしい庭園のほうを見に行く事にした。12DMを払って中に入る。この庭は本当に綺麗だった。


 これは庭の端っこのほうにあるホンの一部。他のところは森のように作ってあり、散歩にはうってつけだ。結構、子連れで歩いていた。
 僕はこの写真の右側でぎりぎり画面に入っていないベンチに横になり、しばしの昼寝を楽しんだ。(^^)
 ゆったりとした、のんびりとした時間が流れる、贅沢な気分。


 この日はここに行っただけで午後4時ごろにはホテルに帰った。このファイルも作らなくてはいけないし、洗濯もあるしで、この後はホテルでゆっくり過ごす事にした。
 明日はやっぱり切符を買ってバーテンバーテンに行こうと思いながら荷物を整理していると・・・・な、なんと、ユーレイルパスが出てきたのだ。るるぶの方はフロントも知らないというし、部屋中捜しても結局出てこなかったが。(インフォメーションで置き引きにあったとは思えない。何せ、日本語の本なのだから。)
 これで気兼ねなくバーテンバーテンに行く事が出来る。ぐっと気が楽になり、僕はいそいそと洗濯にかかるのであった。



前のページ  次(バーテンバーテン)のページ
トップページ