エッフェル塔からオルセー美術館


実は、エッフェル塔ではあまり書くことが無い。その理由は・・・



 一応、下から見上げたような感じて撮りました。



 これがその理由。分かりにくいですが、塔の足元にいる人達、みんな、順番待ちなんです。どうかるくみつもっても30分では入れません。4つの足それぞれにエレベーターがついているのですが、全部混んでいます。これでは上に上っても混んで仕方がないかなと思います。で、上るのをやめました。凱旋門からパリの街並みは見たことだし、この後、ルーブルにいけなかった代わりにオルセー美術館に行こうと思っていたので、待つ気にはなりませんでした。
 そんなわけで、写真だけ撮るとさっさと引き上げてしまいました。(^^;


 ここからオルセー美術館までは歩いても30分ほど。でも、道沿いに地下鉄が走っているので、一度くらいは地下鉄に乗っておこうと駅を探した。駅の外にあるインフォメーションでチケットを買って地下に下りる。


 パリの地下鉄。アナウンスは一切無い。ドアも自動では開かないので、自分でボタンを押して乗る。しまるのは自動だ。時間帯が早いので(14時30分頃)、人影もまばらでスリの心配はしなくてもよかった。


 駅を2つ乗り、オルセー美術館に着く。この美術館はルーブル美術館の裏側で、川を挟んで背中合わせになっている。こじんまりしているがなかなかの美術館だ。


 オルセー美術館に収められている「泉」という絵。なんでも、完成までに36年もかかったという。気の長い話だ。僕達が36年もかかってする事って、何か有るだろうか。時代の流れとはいえ、あまりに環境が違う。

 この絵だけではなく、オルセー美術館には女性のヌードを描いた作品は絵、彫刻とも多い。一枚だけだが、寝ている女性の足元から書いた絵があり、まともに女性器を描いているものがあった。男性のヌードはあるにはあるが、数が遥かに少ない。

 どこまでが芸術でどこからがエロか。ここパリではそんな議論は巻き起こらないだろう。見にくいが、この泉に描かれている裸婦のおなかのあたりを見て欲しい。スマートにでは無く、おなかのふくらみがちゃんと表現されている。そのままの姿が美しいと感じているんだろうと思った。

 実は、この晩にリドのディナーショーを予約しているが、そこで繰り広げられたショーで、僕は芸術として描かれているヌードに対する考え方が変わってしまったというか、パリがファッションの最先端の理由に納得したのだ。まあ、僕の勝手な解釈ではあるので、あてにはならないが。(^^ゞ


 ひとまわりオルセー美術館を見て回るといったんホテルに帰る事にした。リドのディナーショーが終わるのは夜中の0時ごろである。ヨーロッパのホテルでは22時を過ぎたらシャワーを使わないのが礼儀らしいので、行く前に済ませておこうと思ったからだ。集合時間は19時15分。ホテルに帰ると靴を脱いで一休みした。


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