フランクフルト・そしてパリへ


 関空を出た時に表示されていた到着時間は現地時間で14時03分。所要時間、12時間33分である。 そしてこの表示はその後も変わる事は無かった。やがてフランクフルト空港へのファイナルアプローチが始まる。 しかし、やっぱり窓の外は何も見えない。(^^;
 やがてちょっとしたショックがあり、タッチダウン。時計の時間は・・・14時03分。正直、びっくりした。 ご自慢の時間運行はけして看板だけではなかったのである。
やがてターミナルに飛行機が着き、荷物を持って中へ。関空でチェックインする時に「乗り継ぎ時間があまりありませんから、ゲートの確認は必ずして下さい。」と言われていた。パリ行きの飛行機が出る時間は14時45分だったのでターミナルに着いてからは30分ほどしかなかったのではあるが、着陸前の機内インフォメーションで、僕の乗る予定の飛行機が15時15分発に変更になっていたのを知っていたので、慌てる事は無かった。
 空港内に入ると日本人の係りの人が、「乗り継ぎの方はおられませんか?」と聞いていた。何人かの人が尋ねて いたが、僕もゲートの場所を聞いておくことにした。旅行会社の人から貰った案内にはゲートAに着くと聞いてい た。そしてパリ行きの飛行機はゲートA20なのですぐだと思っていたが、何のその。実際に到着したのはゲートBであった。教えてもらった方角に向かってゲートAの表示を探して歩く。とにかく広い。まるでどこかのショッピング外を歩いているような気分になるほど免税店が並ぶ。確か、世界一の空港だったのではなかろうか。
 旅行会社の人の話ではパリ行きへの乗り換えには入国審査も何も無いと聞いていたのに、矢印の方にはしっかりとパスポートのチェックをする窓口がある。その前にインフォメーションがあったのでチケットを見せて確認すると、やっぱりそこを通り抜けて行くとの事。パスポートにスタンプを貰い、教えてもらった通りゲートAへ向かう。

 ゲートBからゲートAへの通路。な、長い・・・。しかもこれで終わりではなかったのだ。
 ここまで3階分くらい降りてきたので、当然、ゲートAにも、3階分、上がらなくてはならなかった。エレベーターが混んでいたので階段で上がったが、結構、きつかった。





 空港の係員は自転車で走り回っている。



 パリ行きの飛行機が出るゲートA20に着いたのは14時35分。なんと到着ゲートから20分もかかってしまった。ルフトハンザが40分あれば乗り継ぎが可能とウエーブサイトに書いていたが、本当にぎりぎりの時間である。

 ジャンボから比べると遥かに小さい、真中に通路があり両側に3つずつ、計6席。それが20列のジェットに乗り込む。キャビンアテンダントの女性はドイツ人だろうが、すごい美人であった。愛想も良く、親切で、僕のわけのわからない英語を一生懸命聞き取りながらサービスをしてくれ、快適な1時間であった。


 パリまで一時間。眼下にフランクフルトの街を見ながらぐんぐん高度を上げる。緑一杯の大地。ドイツに来るのは20日の予定である。


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