ブルーマウンテンへ


 朝8時過ぎ、いつもに比べると早めのチェックアウトをする。今日はシドニーから1時間半西にドライブしたところにあるブルーマウンテンに行く。山の中でゆっくりしようと思っていた。
 渋滞するシドニーを抜け出して有料道路へ。1.5A$を払って西に伸びるハイウエイを快適に飛ばす。制限は90から100、そして110へ。ほとんどカーブの無い、2車線の単調な道だ。
 やがてハイウエイが終わり、カーブの多い山道に入ってくる。山道といっても70km超で走れる快適な道だ。ブルーマウンテン国立公園のエリアに入っても田舎町がずっと続いている。正直、ちょっとがっかりした。ゴールドコーストで行ったオライリー高原のように、森の中だと思っていたのだ。
 道の途中から垣間見える山々はブルーマウンテンの名にふさわしく、青みがかっている。やがて最大のビューポイント、エコーポイントについた。


 これが有名なスリーシスターズ。3人の姉妹が岩にされたという伝説がある。





 近くにあるレールウエイに乗りに行く。ブルーマウンテンの谷間に下りていく列車だ。最大傾斜角52度。スキーをしている人なら分かると思うが、感覚的にはほとんど真下に落ちている感じで、なかなかのスリルである。下に降りるといくつかのハイキングコースがある。ちなみに、帰りは同じ列車で後ろ向きに上がってくる。


 昼を過ぎたところだが、早めにチェックインしようと、エコーポイント・モーターインへ向かう。ここは、いろいろな情報を教えてもらったオーストラリアの人が、ブルーマウンテンで泊まるのなら、ここに行くといいと教えてくれたところである。パンフレットも貰っていたので、迷うことは無かった。フロントに行き、泊まれるかどうかを聞く。朝食付きで103A$。今までは朝食無しの値段だったので、まあまあかなとカギを貰った。

これがエコーポイント・モーターイン。部屋は実に快適だった。エコーポイントから歩いて3分ほど。絶好のロケーションである。



 エコーポイントから歩いて30分程度の所にブルーマウンテン最大の町、カートゥンバーがある。最大といっても小さな町だが。ブルーマウンテン自体は観光地になっており、レールウエイでは日本人のツアーにも会った。しかし、すぐ近くのこのカートゥンバーの町には誰も寄らないのか、俗に言う、土産屋は無かった。どの商店も地元の人達が暮らすための店ばかりだった。



 カートゥンバーの街並み。素朴な感じのする町で、メインストリートは端から端まで歩いて20分くらいのものだった。小さな果物やさんとカフェテラスが一緒になったような店で、ピザとパンプキンスープとオレンジジュースを飲んだ。



 夕食は泊まったモーターインにレストランがついていたので、そこで食べた。チェックインの時にメニューをくれたので、部屋で事前に辞書でゆっくり調べる事が出来た。おかげでオーダーはスムーズにお出来た。


 ちょっと贅沢をして食べたビーフステーキ。実においしかった。前菜にも贅沢をしてカンガルーのパイ包みを食べた。ワインも飲み、デザートまで食べたので、70A$を超えてしまった。
 この後、ワインで酔っ払ってしまった僕は部屋に帰ってベッドにひっくり返ってしまった。



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