11月17日 ドキュメント

・午前中、**、**の2名で「***生徒被害者の会」の口座を作り、15日に集まっ た会費を預ける。

13時00分
  **、**、**、**の4人が****に集合。****側から18時30分から の説明会について説明を受ける。(****代表**氏は、英会話教室の倒産は今回で 4回目という事なので、どういった対応をしたらいいのかを説明してくれた。)

****代表(**氏)からの話
 ***は地域密着型(3校だけ)で堅実な経営をしていたと思っていた。
 ***の先生から給料の遅配の連絡が入ったのが発端。10月分から払われていない。
 (少し待ってくれとの事)

11月3日夜中から4日の朝にかけて***のスタッフから電話が入った。
「明日は出勤しなくていい」との一言だけ。
経営者側からはスタッフだけに連絡があり、先生にはなかった。スタッフが先生にも連絡した方がいいと判断をして連絡があった。

破産の申請は11月3日のような事を書いてあったが、実際に提出されたのは11月5日であった。
社長と弁護士が裁判所に行ってその後、記者クラブで発表をした。

裁判所が書類を受理した後、裁判所の審査があって、問題が無ければ3週間程度後に破産宣告がされる。そしてその時に管財人を選任する。
しかし、破産手続きを行うにあたって、裁判所に破産手続き費用を払う必要があり、***の場合、約300万円程度。そのお金が無いために、弁護士が念書を入れて裁判所に預かってもらっている状態。そのため、その後の手続きが進んでいない。

管財人が選任されたら、現在***の弁護士はまったく関係が無くなり、全権限を管財人が持つことになる。

本日(11/17)の説明会は、法的には必要がないが、****からの要請により、弁護士が了解したもの。ここで社長の**氏があやまるという事が趣旨。

数年前に***が倒産したときも社長が謝ったが、日本経済や日本の社会が悪いからしかたがないというような、腹が立つような会だった。

今日の集会で社長が謝っても済む物ではないが、とりあえず行う。

今日の段取りは代理人から経過説明があり、その後、社長があやまる。その後、質疑応答がある。

過去に英会話教室の倒産に立ち会ってきたが、返金は難しい。しかし、無理な経営を行い、破産するのが分かっていながら集金をしていた事が立証できれば詐欺罪で告訴できるが、今日現在、前例がない。証拠を集めることが出来るかどうか分からない。

***の倒産の時に、****の立場から労働基準法違反(給料を支払わない)で告発をして現在、警察の捜査中である。

告発をするのは警察に行って訴えればいい。しかし、捜査してくれるかどうかは分からない。
民事では代理人(弁護士)をたてて返金を迫ることが出来る。

***では雇用保険に外国人講師が入っていなかった。しかし、日本の法律では全員入らなくてはならないので、これも違法である。破産後、これが分かったので、現在、加入手続きを進めている所である。

将来的には国が先生達の給料の一部を立て替える制度があるが、破産管財人の決定があってからのため、今が一番困っている。
***で、手弁当などで生徒同士が集まってレッスンを続けるという事を試験的にやっている。***でも行えないかと考えている。
また、外国人講師はビザの問題があるため、就業していないとビザの更新が出来ない。こういった事で日本を離れなくてはならないのは残念であるので、せっぱ詰まった問題である。

生徒と****は立場が少し違うが、一緒に出来る時は一緒に、個々の問題についてはお互いの立場でやっていくようにしたい。

本日(11/17)、マスコミに連絡をしている。相手の弁護士に対して聞くと、かまわないとの事なので、マスコミに取材に入ってもらって訴えていく予定。生徒会でも是非、一緒に訴えて欲しい。

本日の集会でアンケートを配って、回収をしたりといった事、出来るだけの事を一緒にやろう。

現在、通産省が英会話教室をターゲットにしたような法律(消費者保護法)を作っている。
また、***の生徒被害者の人たちが詳しいアンケートをとって本日(11/17)に大阪通産局に届け出に言っている。

現在、小さな英会話教室から***の生徒の引き合いがある。しかし、勧誘がしつこかったり、枠が小さかったりで問題が多い。

自主レッスンについては***ですでに組織が出来ているので、希望があれば参加できるように考えていきたい。  

 打ち合わせの途中に**、**の2名が14時00分〜14時30分に**弁護士協会の****弁護士に相談にいった。
 相談内容は、用意したアンケートに問題が無いかと、会としてどんな活動が出来るかという可能性について。
 
弁護士の話の要約
 ・アンケートについては問題ない。
 ・**弁護士からの文書を見る限り、返金は不可能。もし会の目的がお金の返還を求めることだけなら、まったくの無駄になる可能性が高い。
 ・会の目的が授業の継続(振り替え)を第一とするなら、有効に働くのではないか。
 ・**氏を詐欺で訴えることは可能だろうと思われる。ただし、全員一緒の起訴ではなく、一件一件が独立した起訴になる。各自で警察に行く必要がある。ただ、起訴をしても警察が捜査をしてくれるかどうかについては不明。被害届の件数が多くなるほど、捜査が開始される可能性が高い。
 ・破産確定後、免責が認められたら、いっさいの返済義務は無くなる。しかし、もし、詐欺罪が適用され、かつ、その部分については非免責債権としてあつかわれれば、返済義務が発生する。

 ****の**氏から「この後の記者会見で、是非、生徒の会からも訴えて欲しい」との依頼があった。
 まだ少し時間があったので、私たち(****は除く)で集まり、説明会での質問内容について相談をした。

15時30分〜 記者会見( テレビ** NHK *** 新聞・雑誌社数社 )
1 ********の説明と**氏の挨拶
2 本日の***側説明会について。
 ・***主催の説明会である。
 ・破産側主催の説明会は珍しいケースである。
 ・弁護士の説明−社長の謝罪−被害者側の質問と意見という順番で行われる。
3 講師が倒産を知るまでの経緯 
  (上記参照)
4 生徒の被害状況
  (弁護士からの郵送資料参照)
5 ********の今後の対策
  (上記参照)
6 被害者の会発足について(代表 **氏より)
  ・生徒の会発足のいきさつ
  ・今後の予定
    民事、刑事、今後の授業について********と協力しながら検討する。
   被害状況を把握し、対策を進めて行く。
 ・目的
  多くの生徒の利益を守れるよう対策を考える。
7 講師からの意見
  楽しく授業が出来ていたのに、とても残念である。
  これからも、生徒達に教えるチャンスが欲しい。
  英会話業界の形態を変えて行くべきである。
  講師のほとんどは****に在籍しているので、協力して行きましょう。
 
 以下、記者からの質問が少しあり(講師の人数や出身国等)、最後に**氏の「***と同じ破産の仕方をしている。これは大きな社会問題だ。」と言うアピールで終わった。

 
17時00分〜
 ***の元生徒に「***生徒被害者の会発足」を知らせるチャンスはこの日が最初で最後になるかも知れないので、一人でも多くの生徒達に訴えようと、準備にかかる。
 ・配布するアンケートの準備。(コピー300枚)
 ・受付の準備。
 ・15日にもらった被害者の声の掲示。
                     等々。

 
18時20分〜 開場
 ・アンケートの配布。


18時30分〜

説明会 (かなりプライベートな問題が出ているため、アップは控えました。)


20時30分〜

 ・アンケートの回収と「***生徒被害者の会」受付
 
21時00分〜
 受付を終了し片付けの後ミーティング。今後の会の動きについて。
 とりあえず名簿の整理及びアンケートの内容をチェックする。その後次回ミーティングで、会の方向を考える事とする。
                            


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